#2 「7月1日オンエアの有吉の壁を見て」思う事
毎度毎度、書き出しが難しい。
今日は7月1日にオンエアされた、有吉の壁について書きたいと思う。
そもそも有吉の壁とは、
日本テレビで放送されているバラエティ番組で
今まで特番の形で放送されていました。
しかし、今年の4月から水曜日19時からレギュラー放送になりました。
内容としては、芸人さんに商店街や大型施設などに潜み、
モノボケやモノマネ、コントを行ったり(しかも一般人も参加させる場合あり)、
持ちネタではなく、なんかエンタっぽいネタを披露したり(このコーナーからTT兄弟やMr.パーカーJrが誕生)、
今流行っているアーティストやタレントのモノマネ(たまに人数合わせすぎて似てないことも多いが)を行う
きっと芸人さんにとっては、ヘビーでストロングスタイルな番組であるだろう。
7月1日からは、「一般人の壁」の新撮がオンエアされた。
「一般人の壁」は、今までスパリゾートやアミューズメントパークでモノボケ、コントを行うのだが、そこではタイトル通り”一般人”の協力が一番の魅力である。(特に三四郎さんの一般人の扱い方が上手いと評判で、有吉さんも評価している)
しかし、世はコロナ禍。
一般人を集めることはできない。
今回は廃校?になった?学校を舞台に一般人の壁を行うことになった。
そんな中、私が一番印象に残ったシーン。
学校の屋上でシソンヌさんが、ドラマ「今日から俺は!」の映画の宣伝VTR撮影をしていた。
まあ、そこは置いておいて、
その後、屋上を後にする、有吉さんと佐藤栞里さん。
階段を降りる有吉さんと栞里さん。
踊り場で2人の目に飛び込んだのは、
先ほどシソンヌさんが使っていた小道具の竹刀と、紙で書かれた「シソンヌ様」。
いかにもこれからコントが始まるのか?というような仕掛け。
に見えたが、全くそんなことはない。
いわゆる裏側。
これを見て有吉さんと栞里さんは爆笑。
特に佐藤栞里さんのコメントが秀逸だった。
「ここ楽屋ですか?」
踊り場が楽屋…
きっと、コロナの影響で十分な数の楽屋がなかったのだろう。
キングオブコントの優勝者の楽屋が踊り場なんて…
悲しいすぎるけど、最高に面白い瞬間だった。
また、新コーナー「フリマの壁」
これは、フリップ芸をやったことのない芸人さんがフリップ芸を披露する。
フリップ芸なんて、普通屋内で行うものだが、
コロナ対策のためか、換気の良い屋外で行う。
フリーマーケット。略してフリマ。
と
フリップマーケット。略してフリマ。
を掛けたものだと推測される。
そのため、屋外で行うことになったのだろう。
このコーナーでは、2組の芸人さんが印象に残った。
1組目は、きつねさん。
きつねさんは普段、EDMを活用した、いわゆる音ネタを得意とする芸人さんである。
そのきつねさんは、フリップ芸であるあるネタを披露。
しかし、フリップのめくり方に工夫を凝らした。
ピタゴラスイッチの効果音を流し、ピタゴラ装置を用いてフリップをめくるのだ。
今回、一応マーケットなのでお金を払ってネタを披露する。
きつねさんのネタの価格設定は5円。
こんなに安いんなら見てみようということで、ネタを披露する。
しかし、場所は屋外。
きつねさんがネタを披露しようとすると、風が吹く。
フリップは無情にも、ピタゴラ装置が終わる前にめくれてしまう。
”ピタゴラスイッチ”
失敗である。
ただ、芸人さんにとっては神風となった。
そして5円なので、再びリベンジのチャンスが舞い込んできた。
ピタゴラスイッチの音楽が流れる。(準備してるのに流して「早いよ!」と怒るシーンもありながら)
また風が吹く。
でも、今度はめくれない。
今回は成功か?
ボールが順調に動く。
さ、どうなる?
無情にもフリップはめくれなかった。
”ピタゴラスイッチ”
失敗である。
ただ、
「先にめくれるパターン」と「全くめくれないパターン」という、
失敗パターンが異なるという点。
ある意味、持っていたと思う。
印象に残った芸人さん、もう1組はシソンヌさん。
先ほども述べたが、シソンヌさんはキングオブコントの優勝者である。
フリップ芸なんて全く行わない。
シソンヌさんは、再婚した血の繋がっていない父親と息子を演じた。
息子さんは父親だと認めていないと主張する。
しかし、中央に置かれた”フリップ”をめくると、息子が描いた血の繋がっていない父親の絵。
しかもめっちゃ上手い。
なんだよ好きなんじゃんというオチなのだが。
シソンヌさんはコント師。
フリップをコントの小道具にし、コントを貫き通した。
コントのオチよりも、フリップを小道具化させたということをオチにした。
これがフリマなら、フリップ芸ではないので返品扱いなのだが、
これを認めてしまう有吉の壁。
コーナー初回から闇市化してしまった。
何よりコントを貫き通したシソンヌさん。
とても素晴らしかった。
書き出しも難しいが、締めも難しいことに気がついて、今震えている。
そろそろ終わりにしよう。
乱文失礼いたしました。
ご清覧ありがとうございました。